Claude Code 2.1.142リリース:`claude agents`の設定拡張とバグ修正多数
Claude Code 2.1.142では、バックグラウンドセッション管理を担うclaude agentsコマンドへの大規模な設定オプション追加と、macOSスリープ復帰時のデーモン切断・Windowsネットワークドライブでのデッドロックなど多岐にわたるバグ修正が行われました。
背景
このリリースでは、バックグラウンドエージェント機能の制御性向上と、複数のプラットフォームにおける安定性向上が図られています。claude agents へのフラグ追加、デフォルトモデルの更新、プラグイン機能の拡張といった新機能に加え、デーモン・MCP・プラグインにまたがる多数のバグ修正が含まれています。
技術的な変更
claude agentsの設定フラグ拡張
claude agents コマンドに新たな設定フラグが追加され、ディスパッチするバックグラウンドセッションをより細かく制御できるようになりました。今回追加されたフラグは以下のとおりです:
-
--add-dir: 追加ディレクトリの指定 -
--settings: セッション設定ファイルの指定 -
--mcp-config: MCP設定の指定 -
--plugin-dir: プラグインディレクトリの指定 -
--permission-mode: パーミッションモードの指定 -
--model: 使用モデルの指定 -
--effort: 処理の努力レベル指定 -
--dangerously-skip-permissions: パーミッションチェックのスキップ
これらのフラグ追加により、バックグラウンドセッションの起動時にモデル・パーミッション・ディレクトリ設定などを直接渡せるようになっています。
モデル・プラグイン関連の変更
Fastモードのデフォルトモデルが Opus 4.6 から Opus 4.7 に変更されました。旧バージョンに固定したい場合は CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDE=1 環境変数を設定することで Opus 4.6 を引き続き使用できます。
プラグイン機能にも変更が加わっています。ルートレベルに SKILL.md を持ち skills/ サブディレクトリを持たないプラグインがスキルとして認識されるようになりました。また、/plugin 詳細ペインおよび claude plugin details コマンドで、プラグインが提供する LSPサーバー の情報が表示されるようになっています。
バグ修正
今バージョンでは多数のバグ修正が含まれており、特に安定性に関わるものが中心です。
デーモンおよびバックグラウンドセッション関連では、macOSのスリープ/ウェイク後にデーモンの再接続が失敗する問題が修正されています。デーモンがアイドル時間の経過ではなくクロックジャンプを検出する実装に変更されたことで、スリープ復帰後の誤動作が解消されました。また、バイナリのアップグレード(例:brew upgrade)後にデーモンが正常終了しない問題、Windowsのネットワークドライブ上でのデッドロック(Ctrl+Cが効かない問題)も修正されています。
MCPおよびタイムアウト関連では、MCP_TOOL_TIMEOUT がリモートのHTTP・SSE MCPサーバーへのフェッチタイムアウトに反映されず、ツール呼び出しが60秒で強制終了されていた問題が修正されました。
プラグイン関連では、skills: ["./"] 指定で誤って「パスがプラグインディレクトリ外」エラーが出る問題、キャッシュクリーンアップがアクティブなプラグインバージョンのディレクトリを削除してしまう問題、新規公開プラグインが「0 installs」と表示される問題などが解消されています。また、claude --bg --dangerously-skip-permissions がretire/wakeをまたいで持続しない問題も修正されました。
まとめ
Claude Code 2.1.142は、claude agentsの設定フラグ大幅拡張によってバックグラウンドセッションの制御性を高めつつ、デーモンの安定性・プラットフォーム互換性・プラグイン信頼性にまたがる幅広いバグを修正したリリースです。クロックジャンプ検出の導入やWindowsネットワークドライブ対応など、プラットフォーム固有の挙動への対処が複数含まれており、実運用環境での安定性が改善されています。