Claude Code 2.1.157:プラグインのローカル自動ロードとエージェント管理の強化
Claude Code 2.1.157では、.claude/skillsディレクトリへのプラグイン配置だけで自動ロードされる仕組みが導入され、マーケットプレイス不要のローカルプラグイン運用が可能になった。あわせてclaude agentsのセッション管理・Worktree連携・UI不具合など20件超のバグ修正も含まれている。
技術的な変更
プラグインのローカルロード
プラグイン管理の体験が大きく改善された。.claude/skillsディレクトリに配置したプラグインが起動時に自動ロードされるようになり、マーケットプレイスへの登録なしにローカルプラグインを即時利用できる。新たに追加された claude plugin init <name> コマンドでスキャフォールドを生成できるため、開発サイクルがリポジトリ内で完結する。また /plugin コマンドの引数補完も強化され、サブコマンド・インストール済みプラグイン名・既知マーケットプレイスのプラグインがオートコンプリートの対象になった。
エージェント・Worktree管理の改善
claude agentsのセッション管理とWorktreeの連携が複数の観点で強化された。settings.jsonの agentフィールド がディスパッチセッションで参照されるようになり、--agent <name> でセッション単位の上書きも可能になった。EnterWorktree はセッション途中でClaude管理Worktree間の切り替えをサポートし、エージェント終了時にWorktreeのロックを解除するようになったため、git worktree remove/pruneによる手動クリーンアップが妨げられなくなった。
テレメトリの拡張
オブザーバビリティ面では、OTEL_LOG_TOOL_DETAILS=1 環境変数を設定した場合、tool_decisionテレメトリイベントにtool_parameters(bashコマンド、MCP/スキル名)が含まれるようになった。ツール呼び出しの詳細をトレースで確認できるため、エージェントのデバッグやパフォーマンス分析が容易になる。
バグ修正
今リリースは多数のバグ修正を含む。主なものを以下に整理する:
エージェント・セッション系:
- 完了セッションがアイドルサブエージェントの残留やシェルのリークによって退役しない問題
- Escキーで「opening…」のキャンセルが効かずリストが無反応になる問題
- --resumeが前回プロセス終了時に実行中だったバックグラウンドサブエージェントを報告しない問題
- --resumeのセッションピッカーがフルスクリーン終了後にコンテンツを残す問題
- スリープ/ウェイク後の再接続セッションでモデルへの日付通知が不正確になる問題
Worktree系:
- .claude/worktrees/配下のWorktreeが30日ジョブ保持スイープ後に孤立する問題
- --worktreeと--worktree --tmuxがリンクWorktreeではなく正規リポジトリルートに戻る問題
UI・ターミナル系:
- tmuxでset-clipboard onの場合にcopy-on-selectがシステムクリップボードに届かないリグレッション(2.1.153で発生)
- VS Code / Cursor / Windsurfの統合ターミナルで右クリックペーストがクリップボードを重複する問題
- フルスクリーンモードでマークダウンの記号(バッククォート・アスタリスク)がそのまま表示される問題
- ターミナルUIの再描画後にスクロールバックに重複行が稀に表示される問題
- 起動時のマネージドセッション セキュリティダイアログ承認後にターミナルがフリーズする問題
- /modelピッカーで選択済みモデルが最新でも「Newer version available」と誤表示される問題
WSL・IDE系:
- WSLでの画像ペースト(alt+v)、Windows 11でのスクリーンショットペースト、Windows ExplorerからのドラッグによるImage入力
- IDEでバックグラウンドサブエージェント実行中にStopボタンが機能しない問題
- VSCodeでOpus 4.8のfast modeインジケーターが表示されない問題
UI挙動の変更
いくつかの通知表示とUIインタラクションが見直された。「bash commands will be sandboxed」起動バナーと「/ide for …」ヒントトーストが削除され、起動時のノイズが軽減された。サンドボックス状態は/statusとコマンドブロック時に引き続き確認できる。また、ワークフロートリガーキーワードの直後にバックスペースを押すとワークフローリクエストがキャンセルされるようになり、/configに「Workflow keyword trigger」設定が追加されてプロンプト中の「workflow」という単語による意図しないトリガーを抑制できるようになった。
まとめ
2.1.157は、.claude/skillsへのプラグイン配置による自動ロードの導入と、20件超のバグ修正によるエージェント・Worktree管理の信頼性向上を同時に実現したリリースである。特にtmuxやWSL、IDE統合ターミナルといった多様な実行環境での不具合解消は、claude agentsを日常的に使うユーザーの体験を大きく改善するものといえる。