Claude Code 2.1.92: フェイルクローズドなリモート設定、Bedrockセットアップウィザード、多数のバグ修正
Claude Code 2.1.92では、リモートマネージド設定の強制リフレッシュポリシーやAWS Bedrockのインタラクティブセットアップウィザードといった新機能が追加され、エージェント実行・UI・ツール処理に関する11件のバグ修正が含まれています。
技術的な変更
本リリースでは、設定管理の厳格化、セットアップの簡易化、パフォーマンス改善、多数のバグ修正など、多岐にわたる変更が含まれています。
フェイルクローズドなリモート設定ポリシー
新しい forceRemoteSettingsRefresh ポリシー設定が追加され、CLIはリモートマネージド設定を新しくフェッチするまで起動をブロックし、フェッチに失敗した場合は終了するようになりました。CHANGELOGでは「fail-closed」と明示されており、設定フェッチの失敗時に処理を中断するという動作が意図的に設計されています。
インタラクティブなBedrockセットアップウィザード
ログイン画面で「3rd-party platform」を選択した際に、AWS Bedrock向けのインタラクティブセットアップウィザードが起動するようになりました。ウィザードは以下のステップを順にガイドします:
- AWS認証
- リージョン設定
- クレデンシャル検証
- モデルのピン留め
サブエージェントの永続的失敗バグの修正
長時間実行セッション中にtmuxウィンドウが削除またはリナンバリングされると、サブエージェントが「Could not determine pane count」エラーで永続的に失敗する問題が修正されました。
Stopフックとプロンプトタイプフックの修正
prompt-typeのStopフックが、小型高速モデルがok:falseを返した際に誤って失敗していた問題が修正されました。あわせて、Stop以外のprompt-typeフックにおけるpreventContinuation:trueのセマンティクスが復元されています。
ツール入力バリデーションの修正
ストリーミング中に配列・オブジェクトフィールドがJSON文字列としてエミットされる場合に、ツール入力バリデーションが失敗していた問題が修正されました。また、拡張思考が空白のみのテキストブロックを実際のコンテンツとともに生成した際にAPI 400エラーが発生する問題も解消されています。
Write toolのパフォーマンス改善
Writeツールの差分計算速度が、タブ文字・&・$を含む大きなファイルに対して60%高速化されました。この数値はCHANGELOGに明示されているものです。
UIの修正
いくつかのUI上の問題も修正されています:
- フルスクリーンモードの処理中にテキスト選択が存在する場合、「esc to interrupt」と「esc to clear」の両方が表示される誤ったヒントを修正
- iTerm2・Ghostty・DEC 2026対応ターミナルでスクロールアップ時に同一メッセージが2か所に表示される問題を修正
- アイドルリターン時の「/clear to save X tokens」ヒントが現在のコンテキストサイズではなくセッション累計トークン数を表示していた問題を修正
- オートパイロットのキー入力や連続プロンプトの数字衝突によるフィードバックサーベイの誤送信を修正
その他の変更
-
/release-notesがインタラクティブなバージョンピッカーになりました -
Remote Control のセッション名がデフォルトでホスト名をプレフィックスとして使用するようになりました(例:
myhost-graceful-unicorn)。--remote-control-session-name-prefixで上書き可能です -
Homebrewインストールの更新プロンプトが、caskのリリースチャンネル(
claude-code→ stable、claude-code@latest→ latest)を正しく使用するようになりました -
ctrl+eがマルチラインプロンプトで行末にいる場合に次の行末にジャンプしてしまう問題を修正 -
Linuxサンドボックスがnpmおよびネイティブビルドの両方に
apply-seccompヘルパーを同梱するようになり、サンドボックス化されたコマンドのUNIXソケットブロッキングが復元されました -
/tagコマンドと/vimコマンドが削除されました(vimモードは/config→ Editor modeから切り替え可能) - サブスクリプションユーザー向けに、
/costでモデルごとおよびキャッシュヒットの内訳が表示されるようになりました - プロンプトキャッシュが期限切れになったセッションに戻った際、次のターンで送信される未キャッシュトークン数の概算をフッターヒントで表示(Proユーザー向け)
- プラグインMCPサーバーが未認証のclaude.aiコネクタと重複する場合にセッション開始時に「connecting」のまま停止する問題を修正
まとめ
2.1.92は、forceRemoteSettingsRefreshによるフェイルクローズドな設定管理とBedrockセットアップウィザードの追加を軸に、エージェント実行・UI・ツール処理にわたる多数の安定性修正を盛り込んだリリースです。/tag・/vimコマンドの削除とLinuxサンドボックスの修復など、CLIの整理と基盤強化も同時に進められています。