Claude Code 2.1.91 リリースノート:MCP結果サイズ拡張・スキル制御・複数バグ修正
Claude Code 2.1.91では、MCPツール結果の大容量通過制御、スキル内シェル実行の無効化設定、ディープリンクの改善など、開発者体験に直結する機能追加と複数の重要バグ修正が行われました。
背景
本リリースは、エージェント設計・プラグイン運用・マルチターミナル環境での利用における実用上の制約を解消することを主眼としています。MCPツール結果のサイズ上限、各種ターミナルエミュレータでのキーバインド問題、リモートセッションでのプラン管理不整合など、実運用で露出しやすい問題が集中的に対処されています。
技術的な変更
MCPツール結果サイズの動的制御
_meta["anthropic/maxResultSizeChars"] アノテーションを用いて、MCPツール結果のサイズ上限を最大500,000文字まで引き上げられるようになりました。これはDBスキーマのような大型の構造化データをMCPを通じてClaudeに渡す際、これまでデフォルト上限でトランケートされていた問題に対応するものです。アノテーションはMCPツールレスポンスの _meta フィールドに含めることで、サーバーまたはクライアント側から上限を上書きできます。
この仕組みにより、DBスキーマ全体・大規模なAPIドキュメント・長いログファイルといったユースケースで、ツール結果を切り捨てずにコンテキストとして渡すことが可能になります。上限はリクエスト単位でオーバーライドする設計であり、デフォルト動作は変更されません。
スキル内インラインシェル実行の無効化
disableSkillShellExecution 設定が追加され、スキル・カスタムスラッシュコマンド・プラグインコマンド内でのインラインシェル実行を無効化できるようになりました。セキュリティポリシー上、スキルからの直接シェル実行を制限したい運用環境での利用が想定されます。
プラグインの実行ファイル配置サポート
プラグインが bin/ ディレクトリ以下に実行ファイルを同梱し、Bashツールからベアコマンド(フルパス不要)で呼び出せるようになりました。これにより、プラグインが独自のCLIユーティリティを同梱・提供するパターンが標準的に扱えるようになります。
ディープリンクでの複数行プロンプト対応
claude-cli://open?q= ディープリンクにおいて、%0A(エンコードされた改行)が拒否されていた制限が撤廃されました。これにより、ディープリンク経由で複数行のプロンプトをClaudeに渡すユースケースが実現できます。
パフォーマンス改善
Bun環境での stripAnsi 処理が Bun.stripANSI にルーティングされるようになり、ANSI制御コードの除去が高速化されました。またEditツールが短い old_string アンカーを使用するよう変更され、出力トークン数が削減されています。
バグ修正
本リリースでは5件の重要バグが修正されています。
--resume時のトランスクリプトチェーン切断問題は、非同期トランスクリプト書き込みがサイレントに失敗した際に会話履歴が失われる不具合でした。この修正により、セッション再開時の履歴継続性が保たれます。
cmd+deleteキーバインドの不動作は、iTerm2・kitty・WezTerm・Ghostty・Windows Terminalの各ターミナルエミュレータで行頭までの削除が機能しない問題でした。複数の主要ターミナル環境で一括して対処されています。
その他の修正内容は以下のとおりです:
- リモートセッションのコンテナ再起動後にプランファイルの追跡が失われ、パーミッションプロンプトとプラン承認モーダルの空表示が発生する問題
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settings.jsonにおけるpermissions.defaultMode: "auto"のJSONスキーマバリデーション失敗 - Windowsバージョンのクリーンアップ処理でアクティブバージョンのロールバックコピーが保護されない問題
まとめ
Claude Code 2.1.91は、MCP連携の実用性向上・プラグインエコシステムの整備・マルチ環境での安定性確保を同時に前進させたリリースです。特に _meta アノテーションによるサイズ上限の動的制御は、エージェントが大規模なコンテキストを扱うシナリオ設計に直接影響する変更といえます。